今回は、今年2023年ロディ生誕39周年を迎えた、第一弾企画
「九谷焼 ロディフェア」in 金沢21世紀美術館の様子をレポートいたします。
会場の様子を写真とともに見ていきましょう。
このロディフェアは九谷焼ロディを展開している、石川県にある九谷陶泉様が主催してくださいました。
九谷陶泉さんとロディのお取組は2015年から始まりました。
今まで27名の作家さんとともに九谷焼ロディを開発し、約2,500体以上を販売する大ヒット商品となっています。
「制作のきっかけ」は九谷陶泉さんのウェブサイトに掲載されているのでぜひ見てみてください。とても印象深いお話です。
▼制作のきっかけ
https://www.kutaniware.co.jp/home/九谷焼ロディ/
さて、今回の目玉は39周年 (サンキュー)企画の九谷焼ロディです。
九谷焼伝統技法のひとつ「青粒(あおちぶ)」の第一人者、仲田錦玉(なかだきんぎょく)さんが手がける、白粒盛金桜花唐草文の九谷焼ロディです。
「青粒技法」は、イッチンという道具を用い、下地の上に青い上絵具で一粒一粒、円を描くように盛り上げる技法で、大正時代から始まったと言われていて、仲田錦玉さんはこの数少ない青粒技法の第一人者であり、3代にわたりこの画風を継承しているとのこと。
もちろんですが、一つひとつ手作業での絵付けです。
模様、色がとても素敵で色々な角度から吸い込まれるように見入ってしました!金の桜の模様もとっても上品です。
お値段は39周年ということで390,000円(税込)となっております。
以下サイトからご購入可能です。
▼九谷焼ロディ販売
https://101000.base.shop/categories/3554637
他にも武田朋巳さん、糠川孝之さん、沢田郁美さんなどたくさんの九谷焼作家さんの作品がずらり。圧巻です。
そして、色がついていない真っ白なロディもたくさん並んでいます。
これから作家さんに色をつけてもらうのを待っているロディたち。
この姿も可愛いですね。
また、貴重な鋳込み(いこみ)型も展示されていました。
こちらに素地を流しこんでロディは作られているのですね。
あれ?耳と足の部分がない…?
実は、「耳」と「足」は別の鋳込み型で作って合体するとのこと。
「ずんぐりとした体を4つの丸っこい足で支えているので、バランスが大変です!」と九谷陶泉さんがお話ししてくださいました。
絵付けも一つひとつ大変な作業ではありますが、型作りでもたくさんの苦労があったなんて…さらにこの九谷焼ロディの魅力が増しました。
会期中は雪が降る中たくさんのお客さまが来てくださいました。
中には外国人観光客もいらっしゃったとのことで、日本の伝統的な文化にロディが参加できたことを嬉しく思います。
九谷焼ロディについては九谷陶泉さんウェブサイトにも掲載されております。
ロディは「ロバ」ではなく「馬」のキャラクター。
(覚えていただけましたか?)
昔から馬は「幸運が駆け込む」などとして、縁起のいい動物と言われています。
そんなロディと伝統工芸「九谷焼」とのコラボ、馬くいく!?縁起の良いかわいい馬の置物「九谷焼ロディ」、ぜひチェックしてみてください。
▼九谷陶泉ウェブサイト
https://www.kutaniware.co.jp/